はじめまして。百合です。
24歳です。
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高校を卒業してしばらくOLをやっていたんですが、
どうしてもやりたいことがあって退職しました。
高校のとき、
書道にどっぷりのめりこんでしまって、
なんとなく、将来、書道家として一流になりたいというか、
書道を仕事にしたいと思うようになりました。
会社をやめてからは、
貯金を少しずつ崩しながら、
渋谷とか、原宿とか、
街頭で書道のパフォーマンスをしたり、
色紙に書いたものを売ったりして生活しています。

もちろん、生活はラクじゃありません。
生活費だけでも苦しいのですが、
書道の勉強は欠かしたくないので、
有名な先生のいる書道教室に通っていますし、
中国の「書法」の本も購入して、
ホンモノの「書」から刺激を受けています。

ですが、実はいま悩みがありまして…
書道教室にかよったり、
書法の本をよんだりして勉強してはいますが、
なんかちがうなぁという気がしてるんです。
スランプっていうと生意気かもしれませんが、
いまひとつ突き抜けない感じ？
今のままじゃとてもモノにならない、
書道家としてやっていけるようには思えない。
書道家で活躍してる人たちとくらべて、
自分に才能がないとは思いたくありませんが、
もっと基礎的な訓練がたりないのかなぁ…。
そんなことを考えている今日この頃です。

いま教わっている書道教室の先生が、
学生時代、中国に留学してるんですね。
有名な先生は、たいてい留学経験があるようです。
自分も書道で身を立てたいと思っている以上、
書道の本場・中国で、
ホンモノの「書」に触れてみたいのです。
でも、いまの私には先立つものがありません。

書道の先生に相談してみたんですが、
先生の留学していた中国美術学院という学校を勧めてくれました。
杭州（こうしゅう）にある学校です。
「書法」では、北京の美術学校よりレベルが上ということです。
外国人だけのクラスがあって、
学生のほとんどが日本人と韓国人だそうですが、
中国語が分からなくても、授業にはついていけるみたいです。
気になる授業料は半年で30万円。
生活費は驚くほど安くて、
20万あればなんとかなりそうです。

どうしたら中国留学できるか、
ない知恵をしぼって、いろいろ考えてみました。
私にはもう貯金がほとんどありませんし、
ローンでお金を借りることもできません。
親はぜったいに留学なんて反対ですから、
お金を出してくれません。
そんなときでした。
昔読んだオー・ヘンリーの小説を思い出しました。
「賢者の贈り物」という短編小説に、
自分の髪の毛を売る貧しい女性が描かれています。

私の髪の毛を買ってくれませんか？

これまで一度も毛染めしたことがないですし、
ショートにしたこともないので、
美容院に行くと、とても褒められます。
自慢の黒髪です。
このビデオを観てくれている人で、
書道家の人や、書道に興味のある人がいましたら、
その人には私の髪の毛でつくった筆を差し上げます。
私も記念に一本作ってもらうことにしました。
自分の髪でつくった筆を持って、中国に留学したいです。
これを機会に念願の留学が実現するなら、、
アダルトに出るのも仕方ないと思っています。
こんな私でよかったら、
ぜひ暖かいご支援をお願い致します。